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Interview

内定者インタビュー vol.6

薬学部 ヤンセンファーマ 臨床開発職内定者

薬学部でありながら、素材メーカー・日系メーカーを含む、広い業界で就職活動をしていた彼女。詳しいスケジュールと、反省点を訊いた。

GDの秘訣や、企業研究の秘訣も。

 

大学入学当初は、薬局の薬剤師になるつもりでした。でも『もっと多くの患者さんを救いたい』と考えるようになりました

 

 

―なぜ薬剤師ではなく、製薬企業を目指したのでしょうか?薬局や病院と迷いませんでしたか?

 

大学に入学した当初は、薬局薬剤師になるつもりでした。ですが、薬や疾病のことについて学ぶにつれ、目の前の患者さんだけではなく、もっと多くの患者さんを救える職につきたいと思うようになりました。ですから、就職活動を始める時点で迷いはありませんでしたね。

また、インターンシップと実務実習の中で『自分が将来働いている姿』をイメージしたことがあったんですが、そのときに薬局よりも企業で働いている自分の姿の方が描きやすかったんです。これも、製薬企業を目指した理由の1つです。

 

 

―去年の11月/12月/1月/2月/3月/4月には何をやっていましたか?
 

11月:病院の実習期間

その中でインターンシップに参加(3社)

OG訪問

 

12月:プレエントリー開始

製薬業界内定者セミナー(昨年度)に参加
合同説明会に参加

インターンシップに参加(1社)
企業が開催するセミナーに少しずつ参加しはじめました。

 

1月:CRO説明会ラッシュ

初面接は、1月8日(CRO)
週3回くらいは何らかの企業の説明会に参加しました
初めてテストセンターを受験する

 

2月:一番忙しかったですね。

ほぼ毎日、説明会or面接(説明会はメーカー、面接はCRO)
2月中旬からメーカーES&ウェブテスト締め切りラッシュ(2月末日締め切りが最多で9社)

 

3月:メーカー面接ラッシュ

面接は1日に2社ペース
大手メーカーのES&ウェブテスト締め切りラッシュ

 

4月:最終面接ラッシュ

1週目に1次面接、次週に最終面接というところも何社かありました。
4月16日に内定を頂き、就活終了しました。

 

 

―何社ほど受けたのですか?

 

ES提出したのは、CRO10社、メーカー臨床開発職30社、メーカーMR5社です。

面接に進んだのは、CRO5社、メーカー臨床開発職10社、メーカーMR3社です。

 

 

 

メーカーのESには相性があるように感じます。だから私は『数打ちゃあたる』くらいの感覚でした

 

 

―多いですね。

 

そうですね。メーカー開発職は、募集をしている企業ほぼ全てにESを提出しましたね。メーカーはESの好みがはっきりしているように感じました。これはつまり、自分ではどうにもならない「相性」があるということです。ですから、私は「数打ちゃあたる」くらいの感覚で出していましたよ。

 

 

―就活で失敗したことは何ですか?

 

ビルを間違えたことです。同じ名前のビル(本館・別館)が離れた位置にあり、間違えてしまったんです。急いで走って説明会には何とか間に合ったものの、説明会の場所は事前に把握すべきだと反省しましたね。また、基本的なことですが、当日も時間に余裕を持つことが大事です。
 

 

 

GDの秘訣は、自分の役割を見つけること。

 

 

―グループディスカッション(GD)での秘訣は何でしょうか?

 

自分の役割を見つけることですね。

私の場合は、事前に参加したインターンシップやその選考を通して、ディスカッションを経験することが出来ました。新しい意見を言う人、議論を進める人、軌道修正する人、みんなの意見をまとめる人、場を盛り上げる人…GDには様々な役割があります。ですから、GDにおいては「自分にはどんな役割が適しているのか」を考えて行動することが重要です。

 

その役割を見つけるためにも、グループディスカッション(GD)は経験や慣れが大切になってきます。是非、マイナビやリクナビ、大学が主催しているGD講座などに参加し、早い時期に体験してみることをお勧めします。

 

 

 

大事なのは感覚的なこと。

 


―自己分析・企業研究・業界研究の方法は何でしょうか?
 

私の場合は、インターンシップや説明会に参加することでした。

企業の人事担当者から直接話を聞く事により、その会社の大切にしていること求める人物像などがはっきりします。たくさんメモをとることはもちろんのこと、自分がその説明会に参加して、その企業についてどう感じたのかという“感覚”を文章で残しておくといいですよ。これはESや面接時に使えると思います。

 

また、自己分析のためにはインターンシップもお勧めです。自己分析がテーマであることも多いので、ぜひ参加してみてください。1月以降も参加可能な企業がありますので、是非積極的に参加してみて欲しいですね。
 

 

 

臨床開発職を選択した理由と、臨床開発に必要なこと

 

 

―なぜ臨床開発職を選択されたのですか?

 

目の前の患者さんに寄り添える薬剤師職も大切だけれど、私はもっと多くの苦しんでいる人たちを救える薬を開発することで社会に貢献したいと思ったからです。

研究よりももう少し臨床に近い、かつMRよりも営業要素が少ないというバランスの良さに惹かれました。

本社勤務という点もポイントが高いですね。

 

 

―臨床開発についての勉強は行いましたか?
 

5年の夏にCROのインターンシップに参加していた為、そこで臨床開発職(モニター職)の仕事について学びました。また、OG訪問を通じて、実際に働いている方に毎日の仕事の流れや大変なこと等をインタビューさせて頂きました。

 

最低限理解すべき内容としては、医薬品開発の流れや、その中で臨床開発職がどの部分に携わるのかを理解していれば問題ないと思われます。

 

但し、メーカーの臨床開発職となると、臨床開発職の中でも多様な部署について募集をしていることがあります。臨床開発職の中でも、モニターをやりたいのか、申請部分をやりたいのか…といった、開発過程の中で特にどの部分に関わりたいのかを明確化しておくと良いと思いますよ。
 

 

 

面接で訊かれるのはあくまで一般的なこと。だから『何を』ではなく『なぜ』を掘り下げておくことが重要です

 

 

―英語での面接はありましたか?
 

少なくとも私が最終面接まで受けた、製薬内外を含む企業7社では行われませんでした。Webテストでは何社か、英語の試験もあったと思います。
 

 

―面接ではどのような事を質問され、またどのような対策をしたらよいでしょうか?
 

医療業界で質問されるのは、志望動機や自己PRといった一般的な質問だと思います。一般的ではありますが、その回答ひとつひとつについて深くつっこまれるといった印象です。

対策のポイントとしては“何をやったか”ではなく“なぜやったか”を考えることですね。例えば、サークルの部長をやっていたとします。なぜ部長になったのか、何が大変だったのか、どうやって乗り越えたのか、なぜその乗り越え方を思いついたのか、それが現在どう活かされているのか。

そういったことについて、ひとつひとつあらかじめ掘り下げて考えておく習慣作りが有用だと感じました。

 

 

―就活生の皆さんへ一言お願いします!
 

社会というのは人と人との繋がりで成り立っています。是非、就職活動を通じて素敵な人脈を作って下さい。就職活動のモチベーション維持にも繋がりますし、一生の仲間になります。諦めなければ夢は叶う!頑張って下さい!

 

 

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