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Interview

内定者インタビュー vol.18

法学部4年 ベーリンガーインゲルハイム MR職内定者

3年生の10月には既に外資系コンサルティング会社から内定保留を獲得していたという。なぜ製薬業界に目を向けたのだろうか。

就活生へのアドバイスは2つ。「多くの大人に会うこと」「きちんと準備して就活に臨むこと」。

夏頃は、とにかく“かっこよくてお金の稼げる仕事”と。

 

―就活中はどのような業界を受けていたのですか?

 

金融・商社・コンサル・製薬です。大きくこれら4つの業界を受けていました。

 

 

―なぜその業界を?

 

とにかく“かっこよくてお金の稼げる仕事”という事ですね。就活を始めたのが3年の夏頃で、まだ何もわからない状況でしたので、こういった軸で考えていました。

 

 

―就活の開始時が早いようですが、主にどのような準備をしていたのですか?

 

夏からインターンを受けていました。またOB訪問やSPIの勉強も数えきれないほどしましたね。

 

 

医師として働く叔父と話をしたことがきっかけ

 

 

―インターンでの収穫はありましたか?

 

多くのインターンを経験するうちに、外資系コンサル企業から声をかけてもらえるようになりました。それから月に2回程度会うようになり、10月1日には内定保留を頂きました。

 

 

―だいぶ早く内定を。製薬業界はいつごろから見始めたのですか?

 

本腰を入れて就職活動を始めたのは4月半ばでしたね。

 

 

―製薬業界に目を向けるきっかけのようなものはあったのですか?

 

コンサルの内定をすでにもらっていた事もあり、4月半ばまでほとんど製薬業界には力をいれていませんでした。

しかしあるとき、医師として働く叔父と話をした事をきっかけに、本当に自分はコンサルの仕事でいいのかと考えるようになり、製薬業界を受けてみようという気になりました。

 

 

プライベートを充実させたい

 

―どのような心境の変化があったのですか?

 

お金を稼ぐ事の他に、プライベートを充実させたいという気持ちが出てきました。

 

 

―具体的には?

 

商社やコンサルだと、確かに若いうちからお金を稼ぐことができます。それに、就活時代に話を聞かせて頂いた社会人の方々は非常にかっこよく見え、ある種の憧れ的なものがありました。

しかし、その反面労働時間もかなり過酷で、一言で言うと激務です。

こういった状況と自分の人生を照らし合わせて考えたときに「何か違うな」と感じました。たとえお金を稼ぐことができても、そのお金を使うための時間がなければ、プライベートは充実しませんよね。自分はもっとプライベートを大切にしたいと考えるようになり、徐々に気持ちが動いていきました。

 

 

―では、そこからなぜ製薬業界へと気持ちが向いたのですか?

 

改めて自分にどんな仕事がしたいか問いただした際、人の為になる仕事がしたいと思うようになったからです。その究極は医師だと思っていたのですが、今から医師になるのは現実的ではないと考え、「薬」を扱う製薬業界に気持ちが向きました。

 

 

人から感謝される仕事というのは、得られる達成感が全然違う

 

―なぜそのような気持ちになったのですか?

 

学生時代、あるチャリティコンサートを手伝った経験がきっかけです。

 

 

―具体的には?

 

そのチャリティコンサートでは、準備段階からとにかく働かされたんです。疲労困憊の中ようやくコンサートが終わって運営スタッフとして帰り際に挨拶をしていたところ、多くの人から笑顔で「ありがとう」という言葉を頂けました。この時、無給であるにも関わらず大きな喜びを見出す事ができたんです。

この体験を思い出した時に、働くとはなんなのか、というのが少しわかった気がしました。人から感謝される仕事というのは、得られる達成感が全然違うと感じたのです。

 

 

―素晴らしい経験ですね。そして結果として現在の会社に決まったという事ですが、内々定をもらったのはいつごろでしたか?

 

6月半ばです。

 

 

―現在の会社の他にも製薬業界で内定を頂いた会社はありましたか?

 

もう一つ外資系の製薬企業から内々定を頂いていました。

 

 

―最終的になぜ現在の会社を選んだのですか?

 

まず、コンサルと製薬では上述した通りプライベートを充実させたいという理由から製薬にいこうと思いました。

そして製薬2社から現在の会社を選んだ理由は、そこで働く「人」が大きな要因です。

 

 

―「人」というと?

 

内定者はもちろん、人事の方々や実際に働いているMRの方々の雰囲気が自分に合っていると感じました。内定を頂いた2社はどちらも外資でしたし、仕事内容や条件はあまり変わりません。あとは働いている人しかないと思い、この会社を選びました。

 

 

―どのような雰囲気だったのですか?

 

みんなフランクでアットホームな感じ。アットホームと言っても決して馴れ合いの関係ではなく、全員で上を目指すといった雰囲気でした。

 

 

多くの大人に会うこと。準備して就活に臨むこと。

 

―貴重なお話ありがとうございました。それでは最後に就活生の皆さんに向けて大切だと思う事を教えて頂けますか?

 

自分が就活において大切だと思う事は大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、多くの大人に会うという事です。

説明会で出てくる社員の方々からは、ほぼいい話しか聞けません。もし行きたい会社が見つかったら、その会社の少なくとも3人の社員さんからは話を聞くようにした方がいいと思います。会社とのミスマッチを防ぐためにも、自分の足を使って情報を得る事をおすすめします。

 

そして2つ目が、きちんと準備して就活に臨む事です。

単純に考えて今後の自分人生の約40年間がこの就活で決まってしまうのです。高い意識を持つ事は恥ずかしい事ではありません。時間をかけて、じっくり自分の将来について考えるべきです。就活が本格化してくる時期になると、テスト勉強やES、OB訪問等やる事がどんどん増えてしまい、自分と向き合う暇がなくなってしまいます。自分の事をきちんと理解してから就活に挑むのとそうでないのとでは大きく差があると思うので、前もってきちんと準備をして、納得いく就職活動をしてもらいたいです。

 

 

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