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Interview

内定者インタビュー vol.10

理学部4年 イーライリリー MR職内定者

製薬を中心に、商社・損保・不動産・SE・リース業界も視野に入れていた。その中で、なぜ製薬なのか。

スタートが遅れた分の失敗からは学ぶことがたくさんある。回答としては100点でも、それだけではダメだという。

中学時代に通っていた塾の講師が、MRの良さを何度も語っていた。今思えば、あれがきっかけだったのかも。

 

―学部と専攻を教えてください。

 

理学部化学科です。現在は物理化学、微粒子懸濁液粘性率についての実験をしています。

 

 

―学部や専攻は、製薬業界に何か関係があるのですか?

                

正直、あまり関係がないですね(笑)。

就職活動を始めた当初は、やりたいことが全くなかったんです。ですから製薬業界に限らず、学部学科にとらわれず、なんとなく興味がある業界を受けていました。具体的に言うと、製薬、商社、損保、SE、リース業界などです。

そして徐々に選考を受けていく中で、製薬業界に絞りました。

 

 

―文系にとって製薬業界はなじみのない業界です。なぜ、候補の中に製薬があるのですか?

 

いま考えてみると、中学時代に通っていた塾の講師が薬科大卒で、MRの良さについて語られた事がきっかけだと思います(笑)。

また大学の先輩にもMRの方がいた為、なんとなく受けてみようと思ったんですね。これが、正直なところです。

 

 

専門的な知識を究めて仕事ができるということ。説明会のある言葉を聞いて、『絶対に製薬企業に入りたい、自分もそんな仕事がしたい』と感じました。

 

―では、業界を絞っていく中で、最終的に製薬業界に決めた理由を教えて下さい。

 

先ほどお話したように、業界にこだわりはありませんでした。ただ、専門的な知識を究めて仕事ができるという点にこだわりはありました。

誰にでもできる仕事ではなく、自分にしかできないような仕事をしたいなあ、と思っていたんです。

 

 

―自分にしかできないような仕事。それが軸になっていそうですね。

 

そうですね。あと決定的だったのは、4月に受けた製薬の説明会です。とても心に響く話を聞けたんですね。

それは、あるMRさんがドクターに言われたという言葉。「この新薬をタイムマシンに積んで、過去に治せなかった患者さんに持って行ってあげたい。」この話を聞いた時に心打たれ、「絶対に製薬企業に入りたい、自分もそんな仕事がしたい」と感じました。まあ、その会社には落ちてしまったのですけど…(苦笑)。

 

 

イーライリリーは理想を追い続けている会社

 

―確かに、まさにそれは“自分にしかできない仕事”かもしれませんね。では、その数ある製薬企業の中でイーライリリーにした理由をおきかせください。

 

私が感じているのは、すごく理想を追い続けている会社だなあと。

その掲げた理想に向かって、まっすぐに事業を進めている姿勢に感銘を受けました。また、新薬にこだわっている点も良いと思いました。

名前も可愛いですしね。これは冗談ですが(笑)。

 

 

自分の理想の暮らしは、旦那さんに頼るのではなく、自分でつくりたい。そんなふうに考えました。だから、譲れないポイントは、総合職。

 

―では少し時間軸を戻します。就活のことについてですが、先ほどのお話の中でおっしゃっていた、“自分にしかできない仕事”の他に、譲れないポイントのようなものはありましたか?

 

それは、とりあえず総合職であることです!!

 

 

―どうしてですか?(笑)

 

“旦那さんの収入に頼らずに自分で自立したい。自分の収入で生活でき、且つ結婚したあとも働き続けられる。自分の理想の暮らしは、自分で作りたい。”

そういうふうに、実現したい自分の姿を考えていったら、収入的にも、そして環境的にも総合職として働くという考えがありました。

 

 

就活を通じて友達ができた。その子が同じ会社の同期になった。就職活動は、とても楽しいです。

 

―なるほど(笑)。では、就職活動を始めたのはいつ頃でしたか?

 

就職活動が始まった12月中は合説1回のみでした。学校の期末テストや研究、サークル等が忙しかったため、就活に集中する事ができなかったんですね…。

そして、3月ごろから本腰をいれて就活を開始しました。

 

 

―割と遅めのスタートですね。就活を振り返ってみてどうですか?

 

研究もサークルも忙しくて(飲み会も絶対参加でした)、精神的にきつかったけれど、就活の中で友達ができて、その子が同じ会社の同期になりました。友達ができたのはすごく楽しかったですね。

理系で製薬業界を受けているのは私の周りでは居なかったので、同じ業界を受けている同志として、ライバルとして励みになりました。

 

 

“忙しいから”という理由で、ES提出をあきらめてしまった。自分で自分の首を絞めていたかもしれません。

 

―就活のスタートが遅れてしまった事によって何か苦労したことはありましたか?

 

ESをもっと出せば良かったと今になって思います。

時間は作ろうと思えば作れたんです。それなのに、“忙しいから”という理由で、ESを提出するのを諦めたり、それから予約していた説明会に行かなかったり。自分で自分の首を絞めてしまったような点があったように思いますね。結局、20社くらいしか受けられていないですし…

 

エンジンをかけるのが遅かったと思いますね。最初の方の選考は結構落ちました。もっとスケジュール管理もしておけば良かった、とも思います。

 

とはいえ、第一志望の会社に最終的に入る事ができました。ホッとしたというか、良かったというか、満足しています。

 

 

『とりあえず内定をもらいたいだけ』という気持ちが、見抜かれていたんだと思います。

 

―就活を始めた当初の選考は「結構落ちてしまった」と。その理由は自分で分析したりしていますか?

 

ESで落ちることはなかったですし、選考も結構進んだんですけどね。

最終面接まで行っても本当に行きたいわけではないという事がたぶん見抜かれてしまっていたんです。損保でも最終まで行きましたけど、とりあえず内定をもらいたいだけ、というような気持ちが見抜かれたのではないかと思います。総じて、スタートが遅れてしまった事による準備不足感は否めません。この会社に行きたい!!という所まで気持ちを持っていくことができなかったんだと思います。

 

 

スタートが遅れた焦りで、本来の自分が出せていなかった。質問の回答としては100点でも、それではダメだと言われました。

 

―色々な企業を受けていく中で、正直な話、なかなか気持ちを整えるのは難しいですよね。

 

私の場合、スタートが遅れてしまった分の焦りやらで、余計に難しかった気もします。

ただ、イーライリリーの最終面接を受ける前の面接で、リリーの人事の方になぜ最終面接でこれまで落ちてきたかを指摘されたんです。

これまでの準備不足を補う為に、一生懸命に用意をした裏返しで、型にはまりすぎた受け答えになってしまっていて、自分の色を出す事ができていなかったみたいでした。

 

「質問の回答としては100点。でも人間性やその先が見えてこない」って。

 

それを受けて最終面接ではあまり考えすぎずに、その場で感じたこと、自分の素のままを答える事を意識して臨みました。

そこから、受かるようになって、就活を満足いく形で終わることができましたね。

 

 

―準備しすぎたが故の失敗とは…。難しいですね。しかし、ESは全部通ったわけですね。何か、自分の中でのポイントがあったのですか?

 

もともと文章を書くのは得意だったので、短い文で簡潔にまとめるように、且つ綺麗な字で書くことは心がけていました。相手にどうやったら伝わるかは結構考えましたね。1枚書くのに最低でも1時間程度はかけていたかな。

 

 

総合職の中では、福利厚生を含めて女性にはMRがお勧めです。実際に働いてみないと、確実には言えませんが(笑)。

 

―ありがとうございます。では少し質問を変えて、女性という視点からお聞きしたいと思います。全国転勤など、MRって一見女性には働きにくそうな印象を受けますが、どうでしょうか。

 

結婚して旦那さんと別々に暮らさなければいけないのならちょっとな…。と考える事もありますけど、総合職の中では福利厚生を含めて女性にはMRがお勧めだと思います。

 

会社によって多少の制度の違いはありますが、育休・産休も取れて、旦那さんの近くに住まわせてくれるような制度もあるので、皆さんが持っている印象よりもずっと働き易いのではないかと思います。実際に働いてみないと、なんとも言えない所ではありますが(笑)。

 

 

自分1人でやろうと思わないでください。他者の意見を取り入れることが大切です。

 

―あまり不安はなさそうですね(笑)。では最後に、就活生に向けて一言お願いします。

 

自分一人で全部やろうと思わないで、友達や先輩、大学のキャリアセンターなどの利用できるものは全部利用して、他者の意見を取り入れる事が大切だと思います。

 

私自身、自分一人でやっていた時の自己分析よりも、友人からの添削や意見をうけた後の方が、人事の方からの意見や評価が、良い意味で全く違いました。

自分が伝えたい事がちゃんと伝わっているかを測る手段としても、第三者の意見には積極的に耳を傾けていった方が良いと思います。

 

あとは、企業の事を知る手段としても、本や企業パンフレットなどを読むだけではなく、OB訪問をしてみるなど、実際に働く方の声を聴く事も私にとって重要でした。

 

 

―自分一人で抱え込むのではなく、積極的に周りの助けを借りた方が良さそうですね。ありがとうございました!

 

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