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Interview

内定者インタビュー vol.1

経済学部 ノバルティス・ファーマ MR職内定者

文系出身の彼だが、製薬メーカーへの入社を決意した。

金融やコンサル・ITベンチャーではなく、なぜ製薬なのか。

「自己の成長」を追求する、飽くなき姿勢から学びたい。

「製薬を本格的に意識したのは、3年の夏のインターン」

 

 

―就活の軸は?

 

社会人になったとき、バリバリ仕事がしたいとは考えていました。大きな仕事をして、実績を積み上げていって、将来いいポジションにつきたいと。これは企業を選ぶ上で常に頭にありました。

 

 

-製薬以外も見た?

 

製薬以外だと、コンサル・商社・海運・ベンチャーをみてました。こういった業界は基本的に激務です。「激務の業界でバリバリ働きたい」というのが就活開始当初からの想いだったので、これらの業界にアプローチしていましたね。

 

 

―いつ頃、製薬業界を意識し始めた?

 

本格的に意識したのは、3年の夏です。内定先のノバルティスサマーインターンに参加したのがきっかけです。

 

 

-それ以前には、製薬業界に縁はありましたか?

 

ありました。さかのぼると、2つのきっかけがありましたね

1つは、経済ゼミでの学び。ゼミ製薬業界を取り扱ったんですが、日本って医薬品輸出が少なくて医薬品輸入が多いんですね。これはビジネスチャンスになるんじゃないかと思いました。

もう1つは、アルバイト先の塾での出会い。塾講師仲間に、医学部生が多かったんです。彼ら彼女らの話をきいて、製薬業界って面白いなと思ったんです。

 

 

-なるほど。そこにインターンの話が来たと。

 

はい。製薬業界に興味を持ち始めた頃、就活支援の会社からインターンの案内が届いたんですね。「世界第2位のグローバルカンパニーのマーケティングを体感せよ」(編者注:世界第2位は当時)と。外資でかつ製薬業界だったので、迷わず飛びつきました(笑)。

 

 

 

「現状に甘えている、と思いました」

 

 

-ノバルティスのインターンはどうでしたか?

 

インターン生の中で一番変わった自信があります。

主に文系を対象として行われた3日間インターンでしたが、非常に濃い経験になりました。中でも、人事の方に言われた一言が自分にとって大きなきっかけとなりましたね。「GDのときはすごい奴だと思っていたけど、君はまだまだだ」と言われたんです。非常に親身になってくれる社員さんで、今となっては発破をかけてくれたんだと思いますが、当時はやはりショックだった(笑)。

でもそれまでの自分を思い返してみると、大学3年生になるまで自分はこれと言って何もやってこなかったんです。すごく、現状に甘んじている感覚になりました。「これじゃだめだ、自分から何か創ろう」って思ったんです。

 

 

 

「自身の成長のため、とにかく行動する」

 

 

―いいきっかけですね。インターンの後、“変わった”こととはなんですか?

 

とにかく自身の成長のため、行動するようにしました。

自転車で日本1周もしましたし、ゼミ長をやり、ロジック力を鍛える内容のサークル立ち上げたり、地域活性化プロジェクトに参加しました。

 

 

―行動力がありますね。

 

そうですね(笑)。もともと、高校生でふらっと県外1人旅をしたり、明日のバイトが休みとなると九州一周を企てたりしていた人間なので、行動に対する障壁は低い方かもしれません。

 

 

 

「自己分析で、自身の行動の動機を知る」

 

 

―就職活動で失敗したことは?

 

就活の途中で、自己分析不足を感じました。

面接は自分をアピールする場なので、「自分の何がすごいのか?」ということを分かっていないと面接では通用しない。私の場合、自分を客観視できていなかった点がありました。

 

 

自己分析が重要だと。自己分析とはどういうものですか?

 

行動動機を知るものですね。

普段から行動に選択はつきものですが、大抵の場合“なんとなく”やっていることが多い。でもそれじゃいけない。「なぜそれをしたのか?」と掘り下げていくと、自分がどう考えているのか分かるはずです。

 

その際、自分の考え方価値観を浮き彫りにするには「経験の回数を重ねること」「人と比較してみること」が重要。1度っきりの行動よりも、複数回のサンプルがあった方が傾向が分かりやすいでしょう。また人と比べてみることも、傾向を知るうえでは重要です。

 

 

 

「自己の成長という点にこだわる」

 

 

―話をきいていると、就職活動のテクニックに傾倒するのではなく、あくまでその先に目線を置いている印象を受けます。

 

就職活動のノウハウっていうのが腑に落ちないですね。“いい会社”に入るだけが就活ではありません。自分の人生は、入社してからその先。就職活動においてノウハウが有効であることには同意しますが、いい会社は必ずしも自分の人生の幸せを保証してはくれません。加えて、どの会社に入っても成長できる人間はできる、ということを感じます。知人を見ていてもそう感じるし、最近インターンをしている会社でも同様に、入社すればどの会社でもいろいろと経験し成長できると感じています。そういった意味で、就職活動では目先のことではなく、もっと大きな自己の成長という点にフォーカスするのがいいと考えています。

 

 

 

「3年後/6年後のビジョンを重視する」

 

 

―就活生のみなさんに一言お願いします。

 

自己分析は大事です。けれど、自己分析は経験から導き出されるもの。そういった意味で行動の重要性を指摘しておきたいと思います。それから、会社を選ぶ上で「3年後/6年後のビジョンが明確に描ける」かどうかを考えてみてください。海運や商社の場合、仕事の規模が大きいですから、数年後自分が何をしているか想像することが難しい。自己の成長にフォーカスするのであれば、「3年後/6年後のビジョン」を重視すべきではないかと思います。

 

―ありがとうございました。

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