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Interview

内定者インタビュー vol.11

文系学部4年 大日本住友製薬 MR職内定者

文系から製薬業界。彼女の場合、説明会やインターンを通して、MRという職種への理解を深めた。なぜMRなのか?

後半は、就職活動のテクニックも。

何かを行動に移すときや、辛くてもがんばれるときの自分のモチベーションは何なんだろう?

 

―今回のインタビューは、『今の企業への入社を決めた理由』を中心に進めていきたいと思います。文系でありながらMRという職業に興味を持ったのはなぜですか?

 

MRに惹かれた理由は、MRに対して抱いていたイメージとの『ギャップ』でした。文系の方には共感して頂けると思いますが、製薬業界は“理系・薬系のみが入れる業界”だと思っていたんですね。

ただ、説明会インターンに足を運ぶ中で、MRという職業は文系でも挑戦できるということを知りました。

さらに意外にも、サークルの先輩でMRの人がいらっしゃったんです。そのお話を聞くうちに、段々とMRに惹かれていきました。当時の自分は、“どうせ仕事をするなら新しい世界に飛び込んでみたい”と思っていましたし、文系の私にとって、製薬業界という業界に飛び込むことが、まさに今まで体験したことのない未知数の世界への挑戦だという点にも魅力を感じていました。

 

 

―なるほど。では就職活動は特に製薬業界に絞っていたわけではない?

 

そうです。文系出身ですから、エントリー前には製薬に関する知識はまったくありませんでした。ですから、絞るほどの知識もない(笑)。知らないですから、とにかく気になった会社は製薬を含め全てエントリーしていました。最初の段階で第一志望企業というのは特になく、選考を通じて肌に合う会社を取捨選択していきました。

 

 

―企業を選ぶ中で、自分なりの基準のようなものはありましたか?

 

自分の就職活動の初期の軸としては、『モノを動かす仕事』がしたかったんです。実際に自分の息がかかったモノを生み出すことで、働いている実感を得られると考えていたからです。また、働いている実感を得るために働く、というやりがいにも繋がると思っていました。

 

 

―その軸がありながらも、モノを扱わないMRに就職を決めた理由はなんですか。

 

そうですね。自分にとって、何かを行動に起こす時や、辛くても頑張れる時の自分のモチベーションは一体何だろう?と考えてみたんです。そうしたら、結局自分は、人から感謝されることがモチベーションとなっていると気ががつきました。

 

モノを動かす事に感じる魅力は、そこからやりがいを得られると思ったからです。ですが、自分のモチベーションについて掘り下げて考えたとき、MRという選択肢が浮上してきたわけです。

MRは、命に密接にかかわる薬を扱うことが多くあります。人から感謝される仕事です。ですから、MRの方がやりがいを感じるのではないかと考え直したんですね。

 

 

会社が一丸となって親身になってくれたんです。

 

―では、数ある製薬会社の中でも、今の会社を選んだ理由を聞かせて下さい。

 

理由は大きく3つですね。今の企業は、説明会の話の中で『良い面と悪い面』の双方を話してくれ、とても好印象だったんです。また、IPS細胞など今ホットなところに着目している点にも成長性を感じ、この会社と一緒に頑張りたいと思った次第です。ただし、企業を選ぶ上で、一番大きかったのは「人」でした。GDの後、個人面接で1時間という長い時間を取ってくれ、親身に面接を進めてくれたんです。そのような面接を通して、こんな親身になってくれる人がいるんだなと感じました。そしてどの会社よりも自分の素をさらけ出すこともできました。現役MRさんにお話しを伺える機会も頂けて、平日の大切な時間にも関わらず、選考のために時間を割こうというような会社の姿勢に大変感激したことも大きな要因です。

 

 

―最後の決め手は、その会社で働く「人」だと。

 

はい。選考中や内々定の後に、人事の方に相談に乗ってもらった時にもそう感じました。私の悩みを人事の方に相談したところ、相談内容と同じ背景を持ちつつも活躍されている先輩社員さんをわざわざ紹介して下さって、不安材料を取りのぞいてくれたんです。すごく大切にしてもらっていると感じましたし、最初の質問の所でお話した、肌に合うという表現が適切か分かりませんが、この企業に決めて良かったと思いました。

 

 

常に笑顔で、リラックスして面接に臨むこと。

 

―ありがとうございます。では少し質問を就活の方にシフトしていきたいと思います。自分の就職活動を振り返って、上手くいったこと、失敗したこと等ありましたら教えて下さい。

 

そうですね。失敗は、スケジュールの確認を怠った事ですね。選考の日程を手帳に書き間違えてしまった事があります。選考自体を受ける事はできたものの、面接中動揺してしまい上手く話す事ができずに落ちてしまいました。

基本ですが、自分の書いたスケジュールを確認する事はもちろん、メールをもう一度見直すという事はとても大切だと思います。

 

 

―スケジュールの確認は確かに大切ですね。選考は集中してくる月は特に注意が必要かもしれません。

 

あとは、自分を伝えたい!という意識が強すぎて、最終面接でまで前のめりにアピールしてしまった事ですかね…。

最終面接って、能力的にはそれまでの面接で認めて貰えたからこそ呼んで貰えたはずなので、そんなに前のめりになってアピールする必要はなかったのではないかと思います。もう少しリラックスして臨めば良かったと振り返って思います。

総じて、気張らずに自分の素が出せた最終面接は受かっていましたし、逆にそれが出せなかった場合は落ちていました(苦笑)。

 

 

―失敗から学ぶことは多くありそうです。次は、成功の体験を教えて頂けると嬉しいです。(笑)

 

成功かはわかりませんが、意識していた事でも良いですか?

 

―はい、もちろんです。

 

私は面接でどうしても緊張してしまうんです。ですから、少しでも緊張がまぎれるようにと、常に笑顔でいる事を意識していました。また、態度が高飛車にならないよう、企業に選んでもらっているんだ。という低姿勢を意識していました。こだわりやプライドはありましたが、まずは、とにかく笑顔で、低姿勢で素の自分を伝えていけた事で上手くいったのかなあと思います。

 

 

―確かに、就活生側の姿勢にも考える余地はありそうです。

 

あと、ESはほとんど通過したのですが、強調したいワードをカッコでくくるなど、基本的な事かもしれないけれど、インパクトを残せるようには工夫しました。その結果として全体的な流れを一貫させ、一本芯を通してストーリー性を持たせることが大切だとも思います。

 

 

自分の働く環境は、自分から調べに行かないと分からないままです。

 

―ではこの流れで、最後に就活生にメッセージをお願いします。

 

まず企業を選ぶ上で、最終的には「人」を見て欲しいのですが、それ以外では、製薬業界に限らず、売上高や平均年収などの数字にあまりとらわれない方がよいと思います。それよりも自分の働く環境、たとえば福利厚生のような点を見てみて下さい。

これらは四季報にも詳しく載っていないし、説明会でもさらっと流されやすい点です。

でもこれから自分が長く働く中で、きちんと見ておかなければ、自分の人生設計にも大きく関わってくると思います。

 

 

やったもん勝ち

 

―一緒に働きたいと思えるような「人」が周りに居る。という意味でも、働く環境というのは重要なポイントな気がしますね。

 

そうですね。

最後に学生生活についてですが、とにかく、やりたいと思った事は実行するべきです。ある程度のことは思ったら行動したらいいと思います。やったもん勝ちです。

我慢することも無いと思います。そんな学生生活を送ってきた私ですが、その考え方は就活でも、とてもプラスに働いたと思っています。

悔いのないよう、学生生活を過ごして下さい!

 

―ありがとうございました!

 

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